At Hospital(After Replacement Matches) (12-1)

しばらく貪り合った後、スカーフェイスがゆっくりと唇を離した。
「ジェイド、強くなれよ。」
俺が再び、お前と会うときまで・・・。そして、今度会ったときは、俺を抱け・・・。

スカーフェイスの唇が、ゆっくりとジェイドの体を下降する。ジェイドの上着の前を開け、首筋か
ら肩、肩から胸へと、舌が這う。ジェイドは、恍惚としながら、自分の両足の間にあるものが、
自分の意志を離れた、別の生き物になってくるのを感じる。目をつぶって、全身の感覚を研ぎ
澄ます。
スカーフェイスの舌が、ジェイドの脇腹、そして、下腹部を這う。
「あ、スカー!」
ジェイドが、思わず声を上げる。
「フ・・・。」
スカーフェイスは、少し上目遣いでジェイドを見ると、ジェイドは目をつぶったまま、快楽に、顔
をのけぞらせて。スカーフェイスは、再び行為を続ける。ジェイドの両足の間のものは、既に十
分に硬くなり、鉛直方向を通り越して、ジェイド自身の頭の方へ鋭角に向いていた。
スカーフェイスが、ゆっくりとジェイドのズボンを下着ごと下げる。
「あ、スカー、駄目!本当に、レーラに怒られる!」
「フン、お前の知らない世界に連れてってやるぜ。」
スカーフェイスはそう言って、ジェイドのものを暫く手で愛撫していたが、ついにそれを口に含
み、その先を舌先で転がした。
「ああ、スカー!」
ジェイドがまた、声を上げる。
「お前、本当に可愛いな。」
スカーフェイスは、遠慮なく、ジェイドのものを喉の奥まで含み、上下に動かす。両手は、その
裏にある二つのものに触れ、ゆっくりと愛撫している。
「スカー、駄目、出ちゃう!」
ジェイドは、思わず目を開けた。その瞬間、上目遣いで自分のものを口に含んだ、暗がりに浮
かぶスカーフェイスの白くて端正な顔が飛び込んできた。ジェイドは抗う間もなく、スカーフェイ
スの口の中に放出した。
スカーフェイスは、ジェイドが放ったものをそのまま飲み込む。少しだけ、口角からあふれ出た
白いものが、スカーフェイスの口元を伝わる。そんなスカーフェイスの顔を見た瞬間、ジェイドは
果てたばかりでありながら、再び恍惚感に襲われた。
「フ、まだまだこれで終わりじゃないぜ。」
スカーフェイスは、用意してあったグリセリンを、ジェイドの後ろの孔に塗る。そして、その中指
で中を愛撫する。
「ス、スカー、何するんだ!」
初めての感触に、ジェイドは驚いたようだったが、もう一方の手で、先ほど果てたジェイドの前
にあるものを刺激すると、ジェイドは再び恍惚感に浸った。そして、これから起こることへの警
戒心が、どこかに失せてしまった。

スカーフェイスが、自分のズボンを下ろし、ジェイドの中に侵入する。
「ああ・・・。」
ジェイドの顔が苦痛に歪み、うめき声をもらす。
「ス、スカー、痛いよ!」
しかし、抵抗はしない。
「少しだけ、我慢していろ。」
スカーフェイスは、ゆっくりとジェイドの中を動く。その手は相変わらず、ジェイドの前にあるもの
を刺激している。
「ああ・・・。」
ジェイドは、苦痛か快楽か分からないような声を上げる。
「消灯後の病室だぜ。ちっとは静かにしてろ。」
そう言って、スカーフェイスは、ジェイドの上に覆いかぶさり、自らの唇でその唇を塞ぐ。再び舌
が絡み合う。
「・・・」
唇を塞がれていて、声にならないうめき声とともに、ジェイドは再度果てた。それを見て、スカー
フェイスもジェイドの中に放出する。

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