It Shouldn't Be Just a Memory... (1)

壮絶な闘いとなったキン肉星王位争奪戦が終了し、キン肉スグルのフェイスフラッシュによっ
て、闘いの犠牲者達は復活した。
スグルの結婚式と、正式な即位式はまだ6ヶ月先のことだが、肉ハウスで、内輪の祝賀会兼慰
労会が行われた。そして、それとは別に、血盟軍のメンバーで、一度慰労会が行われることと
なった。バッファローマンとブロッケンJrが幹事を行っており、場所は、血盟軍縁の地である名
古屋で、各地から集まっている血盟軍のメンバーのため、宿泊用のホテルも用意されていた。
一次会、そして、錦で豪華な二次会が行われた後、夜の11時過ぎに、血盟軍のメンバーはホ
テルに戻ってきた。
ホテルは、ツインを3部屋用意していた。一部屋は、元悪魔騎士として馴染みの深いアシュラ
マンとニンジャが、一部屋は、幹事であり、正義超人として馴染みの深いバッファローマンとブ
ロッケンJrが、そして、もう一部屋は、ソルジャーことキン肉アタルが一人で使えるようにしてい
た。

「なあバッファ、この後、ソルジャーの部屋にちょっと挨拶に行かないか?」
ホテルの部屋に入ると、ブロッケンJrが行った。
「そうだな・・・。手ぶらもなんだから、さっき俺たちが部屋で飲むように買ったワインとウイスキ
ーを持って行こう。」
バッファローマンが答える。

「ちょっと、どきどきするな・・・。ソルジャー、迷惑じゃないかな・・・。」
唐突に、ブロッケンJrが言った。
「お、お前・・・、何照れてんだよ。ソルジャーに惚れてんのか?」
「お、おい、何てこと言うんだ!」
「顔が惚れてるって言ってるぜ。で・・・でも、俺も良く分かるぜ・・・。」
バッファローマンが続ける。
「あの人のかっこよさ、並じゃないぜ!それに、俺たち、ちょっと趣味が似ているような気がす
る。俺も、モンゴルマンとか、ソルジャーとか、ああいう、クールな大人のかっこよさ感じさせる
年上の奴に弱いんだよな・・・。まあ、俺とはそんなに年齢差はないがな・・・。」
「おいおいバッファ、雑食のお前と一緒にしないでくれよ・・・。」
バッファローマンは、モンゴルマンやソルジャーに憧れる一方、美形の若い子なら、男女問わ
ず好きなのであった。そして、ブロッケンJrも例外ではなかった。
「で、でも、ソルジャーはお前のこと異様に気に入ってるぜ。俺なんか、入る隙間ないかもな。」
「そうだろうか?」
「だって、多分あの人、お前を一番、何が何でも仲間に誘いたかったんだぜ。ベルリンまで行っ
てさ。まあ、一休みしたら、隣の部屋に行ってみよう!挨拶程度なら、ソルジャーも迷惑じゃな
いと思うぜ。」

二人が部屋を出ようとしたとき、突然バッファローマンが言った。
「なあ、お前、男に抱かれた経験あんのかよ?」
「バ、バッファ、何突然変なこと言い出すんだよ!」
「いや、何、もしあの人に口説かれたら、お前、どうすんのかなあと思って・・・。」
「馬鹿、そんなこと、起こるわけないだろ!二人で行くんだし・・・。」
ブロッケンJrは、顔を赤らめた。バッファローマンは、そんなブロッケンJrの顔を見るのが可笑
しくてたまらなかった。

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